トリマーはペットのグルーミングをする仕事ですが、トリマー2級の資格はどういった位置づけになるのでしょうか。
トリマー2級の資格の特徴や取得する方法、生かせる仕事などについてご紹介します。
トリマーの仕事は、犬などのペットの毛のブラッシングやコーミングをした後、シャンプーを行いドライヤーで乾かし、毛をカットするトリミングを行うなど。また、爪切りや耳掃除を行い、皮膚や歯の状態を確認するなど、健康状態をチェックする仕事も含まれます。
トリマーに国家資格はなく、10種類以上の民間資格が設けられていますが、無資格者でもトリマーの仕事をすることは可能です。しかし、実際にトリマーとして就職するためには、トリマーの資格を持っている方が有利になります。
国際ペットビジネス協会のトリマー資格は、内容の充実度から評判のよい資格のひとつです。
トリマー2級はペット美容サロンなどで、グルーミングサービス業務を提供できる技術者という位置づけです。ペットの美観を保つ目的だけではなく、動物病院や動物を飼育する施設などで、動物の健康維持のために実施するグルーミングにも、技術を生かすことができます。
ペット美容サロンや動物病院、ペットショップなどで、トリマーとしてグルーミングの仕事に就くことを目指すには、まずはトリマー2級の資格取得を目指しましょう。
国際ペットビジネス協会のトリマー2級の資格を取得するには、協会の指定する講習を受講し、試験に合格することが必要です。トリマー2級の試験には、筆記試験と実技試験があり、実技試験はプードルのラムクリップ、または、小型長毛犬のカットです。講習の受講以外に特別な受験資格はなく、年齢の制限も設けられていません。
動物飼育技術学院では、普通科などで学ぶか「トリマーライセンス2級コース」を受講することで、トリマー2級の受験資格を得ることができます。トリマーになるには通信講座で学んで、ペット美容サロンで実務を身につける方法もありますが、サロンや指導に当たる人によってやり方の違いや技量の差があることが難点です。実技講習を受けることで、グルーミングの基本を正しく身につけることができます。
「トリマーライセンス2級コース」は、自由参加の学科138時間に対して、実技345時間と実技講習の時間が多いのが特徴です。週3回の半年コースと週2回の9カ月コース、週1回の1年コースがあり、通いやすいコースを選ぶことが可能です。また、プロトリマー1級の試験を受験するためには、トリマー2級資格を持っていることが条件となりますが、差額を支払うことで上級のプロトリマー1級を目指すことができます。
トリマーの仕事に就いたり、飼っているペットの健康維持に役立てたりするために、トリマー2級を取得しませんか。